診療分野
- 脊椎:首、背中、腰
- 上肢:腕、手
- 下肢:脚、足
- 肋骨
手や足の病気であっても、皮膚病は皮膚科が、静脈瘤や静脈血栓症、動脈閉塞賞等は血管外科が担当します。
診療手順
1. まずお話を聞きます
ビリビリ感(しびれ)、痛み、はれ等、患者さんの訴えに対して、まずお話を聞きます。
主に、こんなことをお伺いします。
- どこに症状がありますか?(人差し指で、症状がある場所をなぞって頂けると助かります)
- いつから症状がありますか?
- 発症のきっかけは?(ころんで、ぶつけて、重いものを持って等々)
- どんな姿勢や動作で症状が生じますか?あるいは、症状が強くなりますか?
- まったく動かなくても症状がありますか?
- 症状が軽くなる姿勢や動作はありますか?
お話を聞くことが、診断のための勝負どころですので、しつこく聞きますが我慢してくださいね。
答えられなければ、分からないと言っていただいてかまいません。
2. 診察
ビリビリ感や、神経に沿う痛みがあれば神経の評価をし、その他の局部の痛みに対しては、そこにある筋肉、腱、靭帯、軟骨、骨、などを1つ1つ動かしてみたり、押してみたりしてチェックします。
3. 検査
ここまでで、ある程度の原因となっている場所のめやすをつけ、その場所のレントゲン写真を撮ります。
目的は、あたりをつけた疾患による画像上の変化の確認と、骨の癌などがないかのチェックです。
当院では、医師がレントゲン写真を撮影するようにしています。
化膿や関節リウマチ、膠原病などの全身疾患に伴う関節炎が疑われるときには、血液検査を追加します。
4. 治療
診断がついたら、まずは教科書的な標準的治療を行います。
これでよくなっていけば良いのですが、提示された治療をしっかりと行い、局所に負担をかけないようにしていても改善しない、あるいは症状が強くなるようであれば、癌や化膿性病変などを再度、疑っていく事になります。
これらの重大な病気があっても、最初のレントゲン写真に異常がないという事が、しばしばあるからです。
必ず経過を教えてくださいね!これ、一番大事です。