これに関する答えを1つ紹介します。

Tim D Spector 先生の論文(出典 Annals of the Rheumatic Diseases 1992;51:1107-1110)

11年間隔で 2回、膝のレントゲン写真を撮影し、写真上の軟骨変性所見が悪化していた人59名を調べた。調査開始時に膝痛のなかったグループ18名36膝のうち、11年後にレントゲン写真所見の悪化があったのは 9膝(25%)。膝痛のあったグループ41名82膝のうち、11年後にレントゲン写真所見の悪化があったのは29膝(35%)。膝の痛みが続けば関節軟骨もいたんで来やすいという結論。あたりまえと言えば、あたりまえではありますが、「たぶん」で終わらせずに、調べ、数値で示し、文字に残して他人が使えるようにしたところが科学。